タイトル通りです。
この間グラボを一時的に空冷化しようと思い水枕を外しました。
それで水枕の洗浄をしようと思い分解し始めたのですが・・・ネジが1本潰れました。
前回メンテ時に危うい感じはあったのですが、すっかり忘れていましたね。
無理やり回すべく板金用の半田でハンダ付けして回してみるの図。
一応ネジ側も六角レンチ側もガリガリと傷をつけたのですが、やはり半田の乗りは悪いですね。
そして案の定根本からパキッと剥がれてしまいました。
水枕の黒い部分はポリアセタールなので、ロウ付けとか溶接にはさすがに耐えられないと思います。
融点170℃らしいのでハンダ付けの時点でかなり危ういでしょうねw
そもそもロウ付けも溶接も器具がないので私には無理(
最終的にホビーリューターで十字に溝を掘ってプラスドライバーで回しました。
ハンダ付けの前に瞬間接着剤使ったりなめたネジを回す用の鉄粉入りのネバネバ使ったりしましたが、どれもうまくいきませんでした。
小さいサイズの六角はむしろなめやすい気がします。
大きいサイズに比べると相対的にクリアランスの割合が大きくなってしまいますし、L字の六角棒スパナはネジのサイズにそぐわないほど力が入ってしまうので工具の方が不適切です。
このサイズのネジはそこまで締め付けトルクは高くないので、一般的なドライバーを使って手締めするだけで十分なんです。
他のネジも結構危ない状態なので、市販のプラスネジに交換予定です。
小さいサイズの六角ネジの存在を抹消してほしいくらいです・・・何のために存在するの?
これから水枕買う予定の人に忠告ですが、↑の写真に写っているような金属プレート付きの水枕は絶対にやめましょう。
構造上水漏れしやすいです。
パッキン(Oリング)を金属プレートで押さえつけるようにしてシーリングしているのですが、金属プレートを固定するすべてのネジを同程度に締め付けないと歪みが出来てしまってそこから漏れ出します。
全部のネジを強く締め付ければ良いっていうもんでもないですし、かと言って中途半端に締め付けるのが正解とも言えませんし、力加減がわからないので正解もわかりません。
そもそもメーカーから送られてきた状態のものをそのまま使って水漏れしたので、おそらく設計不良です。
極低圧下では大丈夫なのかもしれませんが、PCの水冷でも配管内って結構圧力上がりますからね。
金属プレート無しで一体成型されている樹脂タイプのものを選ぶか、分解は可能だとしても金属プレートが使われているものはやめておきましょう。
樹脂や金属の塊を削り出して成形してある部品であれば剛性は高いので、歪むこともなく水漏れもしないと思います。
以上、怒りの水冷談義でした。